ヨガは心と体を、整える。

ヨガをある程度続けている人に、「ヨガをする目的は?」と聞いてみると、多くの方が「心と体のバランスをとるため」とか「精神と身体を鍛えたい」「心と体を統一したい」と答えられています。

まさにそこにヨガの特徴があって、心と体を整えていくのがヨガである、と言ってもいいくらい。
体は肉体として、筋肉とか呼吸とか形あるものとして捉えられるので、分かりやすいけど、では果たして心って?精神って?
と言われると・・・

このくくり方が世の中極めて曖昧で
それだけ見えないけど、みんなが知っている、心。
または、マインド。またはスピリット。などなど・・・

ヨガは人の構成をコーシャという層に分けて捉えています。

アンナマヤ・コーシャ(食物鞘) 肉体の層
プラーナヤマ・コーシャ(生気鞘) エネルギーの層
マノマヤ・コーシャ(意思鞘) 心の層
ヴィジュナーナマヤ・コーシャ(理知鞘) 知性の層
アーナンダマヤ・コーシャ(歓喜鞘) 至福の存在の層

このそれぞれの層のバランスが崩れていくと健康を害したり、悩み、不安状態になりやすい。ヨガはこのすべての層を育んでバランス良く保っていくことができるのです。
それは私たちがとても意識的な存在であり、その対象に目を意識を向けることができるからなのです。

体の筋肉の動きに目を向ける、そのエネルギーの流れる方向を意識する、吸う息で体の広がり、吐く息で体の緩み伸び、骨の位置、関節の動き具合、、フィジカルな面はとても意識しやすいですね。

では心はどうでしょうか?
そもそも心って? 精神と心はどう違うの?
など疑問が湧いてきますが、その定義はそれこそ宗教や教え、哲学によって違うので、ここではそのロジカルなところは抜きにして、ヨガ的な、、もっと個人的に、、見ていくと、私は感情(心)とマインド(思考)に大きく分類しています。

感情は怒り、不安、喜び、悲しみ・・など
思考は考えること、想像すること、など頭を使って始終考えている思考、ですね。
それをヨガで見ていくのです。

は?と思うかもしれませんが、感情や思考と一緒にならないで離れて見てみるのです。
それができるのが面白いところ。
つまり、心=わたし 思考=わたし ではないということ。
もし同一だったらそれを見ることはできないからです。

だからヨガマットの上で動きに集中して、思考を忘れ、肉体に意識をしっかり向けて研ぎ澄ます、そして目を閉じ瞑想で、鎮まっていく思考に気づき、その思考の支配から抜けでて、例えば本来の自分とは、存在とは、意識とはという個々の問いに気づきを得ていくのです。

特にその効果を分析して納得していなくても、カラダが全体として整い、そのような状態に自然と導いてくれるのです。
だからヨガを受けるとすっきりとして気持ちが軽くなったり、明るくなったり、という精神的な効果を得ているのです。

ヨガを続けていくと、囚われていたマインドから一時的に解放されることによって楽になり、穏やかになったり、周りの人や自分自身へ優しくなったりするのです。

ヨガは心と体を、整えます。
続けましょう!