イチロー選手とケガとヨガクラス。そしてインド。

野球選手であるイチローが 三年前くらいのインタビューで言っていたこと。

『 今年も大リーグ30球団の中に沢山のケガ人がいる。
選手や関係者は、その怪我も野球の一部だと解釈している。でもそうじゃない。
怪我には必ず理由がある。防ぎ方は絶対にある。
「一生懸命やるとこうなるよね野球の中では。」というような安易な発想があると、そこの部分では絶対に進んでいけないんです。』

これは25年間の現役生活でケガ知らずのイチローの言葉だけにとても重い。

では日本のヨガの社会ではどうだろう。
ヨガも怪我して学ぶものという意見の人もいるかもしれませんが、
一度ケガした体ではその学びはもう活かされることはない。
怪我は必ず本来の身体の持つポテンシャルや感覚を低下させます。
決して元通りの状態や条件に戻ることはありません。
ヴィパッサナー瞑想をすればわかりやすいのですが、その部分の感覚は以前よりかなり鈍いものとなります。

僕がヨガを始めたばかりの最初の5〜6年間、体の細部のアライメントを意識せずにヨガのアーサナをやっていたのですが、その時期に頚椎と右肩のケガを起こしています。
頚椎は17年経ったいまでも完全とは言えない状態ですし、右肩に関してもとても弱いものとなっています。

ヨガのインストラクターはクラスを進行する際、最低限生徒たちにケガを回避できるよう務めるべきだと思います。
そのためにも、僕はそれに対するアライメントアクセスの知識を少しでも多く持ちたいと思います。
もし生徒にアジャストメントをするのであれば尚更でしょう。
また本来あるべき身体の中の様々な流れのスペースを生み出すためにそれは必要となるのです。

今年もインドに勉強に行かせてもらいます。
申し訳ありませんが、 明日からクラスを4ヶ月半お休みさせてください。
3月初旬に帰国します。

横尾忠則の古い本に、
「 インドは、このように過去だけではなく、未来、現在、過去が同居し、そして変化、進展しながら大きな輪廻転生のサイクルの中を悠々ととどまることなく流転しているのである。ここには初めもなく終わりもない。」
という言葉があります。

時間も距離やサイズも関係ない自分の中のスペース。
誰しもが本来の自分自身にステイしやすい環境がインドにはあると思います。
この機会をまた有り難く体験し、 日頃アーサナアライメントを意識してハタヨガを行なっている意味を再びしっかりと観たいと思います。

生徒の皆さん、あとは宜しくお願いします。
また春の再会を楽しみにしています。

ナマステ。 TOBE